冬の肌トラブルと言えば・・・「乾燥肌」
毎日ケアしているのに、カサカサ肌やツッパリ肌に悩まされていませんか?
そんな時は、保湿力の高い化粧水や乳液・美容液を試したくなるもの。
でも、どんなにお肌をうるおす神コスメを買って使っても、まちがった肌ケアをしていたら効果は半減してしまいますよね。
そこで今回は、ドラッグストアやネットショップを訪れる前に絶対チェックしておきたい「冬にやってしまいがちな間違いケア」をご紹介!
「お肌のまちがいケア」をチェックして、冬でもツヤ肌・うるおい肌を目指しましょ!
今すぐチェックするべき「冬の間違いスキンケア」はこれ!→日焼け止め
寒ーい冬に、ついついやってしまいがちなことをチェックする質問はこちら
肌ケアの基本「まいにち日焼け止め」を忘れていませんか?
曇りの日はつい忘れてしまう日があるよ。
この間違いケアは、続けていると知らず知らずのうちに肌にダメージを与え、お肌の老化を進めてしまうんです(泣)
なぜお肌に良くないのか? という理由を知り、正しいケアを続けていくことが年齢に負けない美肌への第一歩!
それでは解説していきますね。
「日焼け止め」は肌ケアの基本!
肌を老化させる3つの敵は?
- 乾燥
- まさつ
- 紫外線
この3つは絶対に覚えておきたい肌知識だよ!
肌を老化させる「紫外線」という敵
シミは若い頃に浴びた紫外線が原因だとよく言われますよね。
そう、シミ・シワ・たるみなど肌老化の原因65%は「紫外線」なんです。
紫外線といえば・・・春から夏にかけては十分に日焼け止めでケアをしている人は多いはず。
それもそのはず、春先からドラッグストアには各化粧品メーカーの日焼け止めが並び、一日に何度もCMを見る機会があります。
夏は気温も高く、外へ出るとイヤでも太陽からの紫外線を感じますよね。
しかし紫外線は、実は熱さもまぶしさも感じることができません。だから、寒い冬は晴れていても紫外線を浴びていることを実感できないんです。
紫外線にはA波とB波がある
紫外線にはA波とB波があり、どちらも肌を老化させるものですが、それぞれ性質が違います。
夏に強い日差しを浴びた後、皮膚が赤く熱を持ったり、のちに黒くなる原因を作っているのは「B波」です。
紫外線の肌への影響
引用元:日本化粧品工業会
紫外線が肌に悪い影響をあたえることは知られていますが、「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波によって、それぞれ肌や身体に与える影響が少し違います。
紫外線A波(UV-A)
- 紫外線エネルギーは弱い
- 雲やガラスを通り抜ける
- 肌の奥深く真皮まで到達しダメージを与える
紫外線B波(UV-B)
- 紫外線エネルギーが強い
- 雲やガラスなどである程度さえぎられる
- 浴びた数時間後、肌に赤く炎症をおこす
冬でも「日焼け止め」が必須な理由は?
紫外線の量が多いのはダントツに春から夏にかけてですが、涼しくなる秋から寒い冬でも紫外線は一年中ふり注いでいます。
冬はA波の量が多い
そして、夏以外はB波よりもA波の量が多くなることがわかっています。
夏以外はA波の量が多いんだね。
太陽紫外線のUVAとUVBの月間変動
(1990.10~2001.09の平均値[平塚市、北緯35度])
※データ提供:東海大学総合科学技術研究所 佐々木政子教授
引用元:日本化粧品工業会
また、紫外線はA波・B波ともに一年中ふり注いでいて、冬の間はA波がB波の約2倍もの量であることがわかります。
A波をさけるべき理由とは?
A波がコワイ理由は?
- 雲やガラスを通過する
- 肌の奥深くにまで届く
- 肌の構造を変性させる
- シミ・シワ・たるみの原因になる
A波はエネルギーが弱く、B波のように浴びたあと肌を赤く炎症させる作用はありません。
しかし、A波は肌の奥深くまで到達し、肌細胞を傷つけ肌の構造を変性・劣化させ、シミ・シワ・たるみを作ります。
冬に使う「日焼け止め」の選び方
SPFとPAを見よう!
みなさんもご存じの通り、「日焼け止め」にはその紫外線を防ぐ効果を示す表示があります。
それが、「SPF」と「PA」です。
夏のドラッグストアに並んでいる日焼け止め商品は、SPFが50のものが多いですよね。
そこで日焼け止め商品を選ぶ時のために覚えておきたいのがこちらの「SPF」と「PA」です。
引用元:日本化粧品工業連合会
冬でも長時間日差しを浴びる時
SPF・・・30~50
PA・・・ +++ ++++
日常生活レベル(通勤・買い物など)
SPF・・・10~30
PA・・・ + ++ +++
冬は「SPF30 PA++」くらいがおススメだよ
日焼け止めを塗るときのポイント
せっかくSPF値とPA値を確認して日焼け止めを使っていても、間違った使い方をすると効果が激減してしまうんです。
そんなもったいない!ことにならないよう、使い方のポイントを解説していきます!
日焼け止めは「量」が大切!
日焼け止めを塗る時のやりがちNGは「ぬる量が少ない」です。
ぬる量が少ないとムラができてしまう上に、効果も激減してしまうんです。
なぜかというと、表示されたSPF・PAの効果は、適量を塗った場合の効果だから。そして、適量は肌の面積が1㎠あたり日焼け止めが2mgなんです。
うすーく伸ばしながらぬってしまうと、ほとんど効果が得られなくなってしまうので気をつけて!
日焼け止めは厚めにぬることを意識してみてくださいね。
頬のあたりを厚めに
日焼け止めを顔全体に厚めにぬってしまうと、べたつきが気になってしまうことがありますよね。
そんな時は、「頬骨あたりを厚めに」塗ってみてください。顔の中でいちばん紫外線が当たりやすくシミができやすい頬骨あたりに重ね塗りするのがおススメです。
実は日焼け止め効果のあるアイテム→パウダーファンデ
パウダーファンデーションの粉は、紫外線を肌の上で反射させる効果があります。とくに日焼け止め効果の表示がないものでも、UVカット効果があると言われているんです。
冬は乾燥で肌がカサつきがち。ついファンデーションはしっとりとしたリキッドファンデを選びがちですが、
日焼け止めの上に、パウダーファンデーションを塗るとUVカット効果も高まり、お肌にも低刺激なのでおススメの組み合わせです。
まとめ:冬でも日焼け止めを忘れずに!
冬でも気をつけるべき「紫外線」の性質をおさらい
★ シミ・シワ・たるみなどの肌老化の原因は紫外線が65%
★ 紫外線は熱さやまぶしさを感じることができないので、寒い冬は存在を忘れがちになる
★ 冬に多い紫外線A波は、肌の奥深くにダメージを与えシミ・シワ・たるみを引き起こす
日焼け止めアイテムの使い方をチェック
◆ 日焼け止めのSPFは紫外線B波・PAはA波への効果を示す
◆ 冬の日常生活では、SPF20~30 PA++~+++の効果があればOK
◆ 日焼け止めは塗る量が少ないと効果が激減
◆ 適量は、パール粒2個(クリームタイプ)または1円玉2個分(乳液タイプ)
◆ シミができやすい頬骨あたりは厚めにぬるのが◎
◆ パウダーファンデは紫外線を反射させるUVカット効果あり。日焼け止め+パウダーファンデがおすすめ
日焼け止めは、お肌の老化を防ぐ最強コスメでもあるんですよね!
目には見えない紫外線A波の存在を忘れずにね