冬にやりがちな間違いスキンケアを今すぐチェック!

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寒い冬の季節に悩まされる「肌トラブル」といえば「乾燥肌」ですよね。

保湿しているのに、カサつきやツッパリ感を感じたり、ファンデーションのノリが悪くなってしまったり、化粧水やクリームがピリピリと刺激に感じたり。

だからこそ、こまめに化粧水をつけたり、毎日念入りにパックをしたり、保湿力のあるアイテムを取り入れたりと、「保湿」に力を入れていませんか?

お肌にとって「保湿」は大切ですが、やり方やポイントを間違えてしまうと逆効果

乾燥を和らげようと保湿をがんばっても、間違ったケアをしてしまうと、かえって乾燥がひどくなる原因になってしまうんです(泣)

せっかくお金と時間をかけてお肌をケアするなら、正しくケアして冬でも「うるおい肌」を目指しましょ!

目次

結論:やりすぎ保湿に注意!正しい乾燥ケアとは?

やりすぎ保湿になっているかをチェックする質問はこちら

◎ 化粧水を何度もたっぷりつけて乾燥を防いでいる

◎ シートパックを長時間つけて保湿している 

肌がカサつきを感じると、すぐに保湿したくなりますよね・・・。

保湿は乾燥対策として重要なのですが、たっぷりと保湿しすぎると実は逆効果

なんと肌荒れや乾燥の無限ループの原因になってしまうんです。

ということで、たっぷり保湿がなぜ間違いケアなのか?そして、正しい保湿ケアは?を解説していきたいと思います!

冬に肌が乾燥するのはなぜ?

冬に肌が乾燥する原因

冬は空気も乾燥する

冬は気温も湿度も下がるため、この乾燥した冷たい空気に肌が触れると、肌から水分が失われ乾燥状態に

気温が低いと血行が悪くなる

寒くなると血行が悪くなりますよね。それとともに起こるのが「皮脂・汗の分泌も減る」です。

こうして寒い冬では、肌から水分・油分が不足した状態に。

肌のバリア機能が低下

水分・油分が不足した肌はバリア機能が低下。

肌の「バリア機能」とは?
外からの刺激から肌をまもる機能 
②肌の内側の水分を保つ機能

そして、バリア機能が低下してしまった肌は、外からの刺激を受けやすく肌荒れを起こしたり、肌内部の水分を維持できずに乾燥し、カサつきやつっぱりを感じ、かゆみや赤みが生じたりと敏感な状態に。

年齢とともに乾燥肌になりやすい

また、お肌が乾燥するのは冬のせいだけではありません!

お肌の弾力(ハリ)や潤い(ツヤ)のもとになる色々な成分が年齢とともに減少してしまうんです。

年齢とともに減る成分

  • 肌の潤いのもとになる水分
  • 肌に弾力を与えるコラーゲン・エラスチン
  • 水分を蓄え肌細胞を守るヒアルロン酸
  • 肌の一番外側にある角質層に水分・油分を閉じ込め「バリア機能」を果たすセラミド
  • 水分の蒸発を防ぐ「天然の保湿クリーム」と呼ばれる皮脂

これらの成分はどれも40代には、ピーク時の約半分の量に減ってしまうという悲しい現実。

atsuko

冬に限らず、乾燥しやすい肌を正しく保湿することが大切だね。

保湿は冬でも適量でOK!

たっぷり保湿しても浸透しない!?

乾燥した肌にシートパックなどでたっぷり化粧水を補給すると、お肌の奥までしみ込んで潤った肌に大満足!と気分が上がりますよね。

でも、化粧水などの水分が浸透するのは一番外側の「角質層」まで

肌には外からの刺激から身を守る「バリア機能」が働いているので、化粧水の水分や保湿成分が肌の奥深くにまで浸透するということはありません。

※化粧水には、角質層の表面を引き締める・キメを整える効果があります。

ぷるぷる肌の本当の姿とは?

たっぷり化粧水を含んだシートパックをすると、お肌が「ぷるぷる」と潤ってしっとりしますよね。

実はこれ、お肌がふやけている状態。お風呂で長くお湯につかっていると、手が白くふやけてしまう時がありますよね。あれと同じなんです。

肌が水分を含むことができる量は決まっているので、それ以上の余った水分は肌をふやけさせてしまうのです。

たっぷり保湿のリスクとは?

パックなどでたっぷり化粧水を与えた肌がふやけた状態になると、角質層の構造が乱れたり機能が弱まってしまいます。

そして、それは肌のバリア機能の低下を招き、自ら肌の水分を作り保つ機能を弱め、肌は更に乾燥していくという悪循環に陥ってしまうのです。

保湿のしすぎで「ふやけた肌」はダメージを負っている状態なので、水分を保持する力が弱まってしまい、さらに肌の乾燥を招いてしまう

atsuko

たっぷり保湿が逆に肌を乾燥させやすくしてしまうんだね(悲)

乳液やクリームの油分でフタをすればよい?

それでは、化粧水を適量つけて後に乳液やクリームをぬって油分でフタをすれば乾燥しない?と思いますよね・・・。

しかし、油分でフタをしても、すき間をぬって水分は蒸発していきます

肌が水分を含む量は決まっていて、それ以上は逆効果。

油分でフタをしてもすき間から水分は蒸発するとなると、どうやって乾燥をやわらげたらよいのでしょう???

大切なのは水分量ではなく「保湿成分」

乾燥はたしかに肌の水分・油分不足。

でも、それだけではなく、肌にとって重要な自ら潤いを作りそれを保つ機能低下している。だから、化粧水で水分を補ってもすぐに乾いてしまうんです。

この「肌がうるおいを作り出し、キープする力」が低下していることが乾燥の原因なのです。

そしてこの機能もまた、悲しいことに年齢を重ねるとともに低下していきます。

そこで、肌が作り出す「うるおい(保湿成分)」を化粧水などの化粧品から補うのが有効な対策となります。

atsuko

保湿成分が配合された化粧品で保湿すると、乾燥対策になるんだね!

うるおい肌を目指す「正しい冬の乾燥対策」とは?

優秀な保湿成分を選ぶ

化粧水や乳液などの保湿アイテムの量を多くするのではなく、「保湿成分が配合されたアイテムを適量使う」ことが大切なんです!

保湿成分とは

肌の角質層で水分を蓄えキープしている保湿物質皮脂」「天然保湿因子」「細胞間脂質(主成分がセラミド)の3つ

水分をキープする割合

  • 細胞間脂質(セラミドが主成分)→80%
  • 天然保湿因子→17%
  • 皮脂→3%

これら3つの保湿物質がお互いに助け合いながらお肌の水分を守っているのですが、大きな役割を果たしているのが「セラミドなどの細胞間脂質」なんです。

atsuko

セラミドが配合されたアイテムを保湿に使おう!

「セラミド」がおすすめ

本来は、肌が自ら作り出した「セラミド」などの保湿成分によって水分を保つことができるのですが、これもまた年齢とともに減ってしまうもの。

そこでセラミドを外から補えるように開発されたのが「セラミド配合の化粧品」なんです。

セラミドの特徴

  • 水分をサンドイッチ状にはさみ込む
  • 角質層の細胞どうしをつなぎ水分をキープする
  • 水分をキープする力が強力(湿度が0%になっても蒸発しない)
  • 細胞間脂質の約40%を占める

セラミド化粧品の選び方

ドラッグストアに行くと、「セラミド配合」と書かれた保湿アイテムがたくさんあります。

どれを買ったらいいか?どれも同じような効果が得られるのか?悩んでしまいますよね。

「セラミド配合」といっても様々な種類があり、類似品も出回っているとか。

そこで「セラミド配合」の保湿アイテムを選ぶポイントを確認していきます!

「ヒト型セラミド」を選ぼう!

【セラミドの種類】

  • ヒト型セラミド → 人の肌に存在するのと同じもの
  • 疑似セラミド  → 化学的に合成されたセラミド疑似成分
  • 植物由来のセラミド
  • 動物由来のセラミド

この中で、最も効果的なセラミドはやはり「ヒト型セラミド」です。

また、肌の角質層にあるセラミドと似た働きをする「疑似セラミド」は、ヒト型セラミドには及ばないものの、濃度を高めることで効果を上げることができると言われています。

そして、この「ヒト型セラミド」が配合されているのかを確認するコツは、成分表示を見ることです。

成分表示に「セラミド+数字」または「セラミド+英語」とあればヒト型セラミドが配合されている

(セラミド1 セラミド2 セラミド3 セラミドAS セラミドNS など)

人の肌には約6種類のセラミドがあるそう。それぞれに違う働きをするので、できれば多種類のセラミドを補給すると効果的です。

セラミド配合アイテムを購入するときは、成分表示を確認してみてくださいね!

うばい過ぎないスキンケア習慣を

乾燥しやすい冬のスキンケアで大事なことは「保湿」の他にもう一つ。

それは、お肌の水分油分をうばい過ぎないということ。

保湿アイテムで適量のセラミドを補給して、お肌の水分を守っていても、クレンジングや洗顔で水分油分をうばっていたら肌は潤うことができません。

特に気をつけたいのが毎日行う「洗顔」と「クレンジング」です。

肌にメイク汚れや酸化した皮脂・余分な角質が残ってしまうと、毛穴トラブルやニキビ・くすみなど肌荒れの原因になってしまいます。

しかし、洗顔とクレンジングは、肌の汚れやメイクをしっかり落とすという大切な役割があるものの、必要以上に肌の水分・油分が奪われてしまうリスクも

atsuko

汚れはしっかり落としたいけれど、うるおいは残したい!

このバランスが難しいのですが、両方を叶える「お肌に優しく作られたクレンジング剤・洗顔料」が沢山あるので大丈夫!

また、クレンジング剤も洗顔料も、オイル・ジェル・クリーム・泡など様々な種類があります。

どのようなアイテムを使ったとしても共通して気をつけるべきポイントを解説していきます!

①使う水の温度

寒い冬は温かいお湯を使いがちですが、ここは我慢!水温が上がるほど必要な水分・油分などが奪われてしまいます

少し冷たいと感じるくらいのぬるま湯(30~32度)が適温です!

②こすらない!

肌をこする(摩擦)はシミ・乾燥・バリア機能の低下など肌トラブルを招きます

洗顔料やクレンジング剤はクルクルとこすって落とすのではなく、肌の上にのせて手のひらでそっと馴染ませて汚れを落としてみてくださいね。

角質を取るアイテムに注意!

古くなった角質をはがして毛穴づまり・黒ずみの改善・くすみの予防に役立つ「角質ケア」ですが、乾燥に悩んでいる時期はお休みした方がお肌のためになることも

クレイパック・スクラブ洗顔・酵素洗顔・ピーリングなどの角質ケアは、乾燥してバリア機能が低下した肌にとっては、さらに必要な水分・油分がうばわれ、肌荒れの原因になってしまうことがあります。

atsuko

うばい過ぎないスキンケアでセラミド保湿の効果を高めよう!

まとめ

【冬の乾燥肌対策→やりすぎ保湿はNG!】

★ 保湿のやりすぎは逆効果(肌が浸透できる水分量は決まっている)

★ 保湿のしすぎで「ふやけた肌」はダメージを負っている状態なので、水分を保持する力が弱まってしまい、さらに肌の乾燥を招いてしまう

★ 肌には自ら潤いを作り出しそれをキープする機能がある(バリア機能)

★ 気温・湿度ともに低くなる冬では、肌の水分も失われやすくバリア機能が低下しやすいうえに、年齢とともに肌の潤いを作り出しキープする成分が減少する。

【冬の乾燥対策→優秀な保湿成分を適量!が正解】

☆ 肌の角質層で水分をキープする機能をもつ保湿成分「セラミド」(ヒト型セラミド)を取り入れよう

☆ 化粧品の成分表示が「セラミド+数字」または「セラミド+英語」→ヒト型セラミド

☆ クレンジングや洗顔で水分・油分をうばい過ぎないように「摩擦しない」・「少し冷たいと感じるぬるま湯を使う」

正しい肌ケアを実践して、冬でも年齢に負けないうるおい肌を目指しましょ!

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