子どもが中学・高校になると、テストや課題で勉強時間の確保が必要になりますよね。
でも・・・「そもそもやる気が起きない」「はじめても、学校→部活で疲れていて寝てしまう」「後でとスマホを見てしまう」「○○時からやろうと決めても守れない」などなど
勉強がはかどらない悩みは尽きません・・・
当の本人はいたってやる気100%のようなんですが、どうしても疲れや誘惑に負けてしまう様子。
タイマー方式・耳栓・音楽・チェックリスト作成など色々試してはみたものの、どれもうまくいかず・・・
ある日思い付きで「一緒に時間を決めてやらない?」と誘ってみた。
意外にも「やるやる!」という返事に、その日の夜9時から一時間やろうと約束。
これまで、やろうと決めたのにできない自分に対して、自分は意思が弱いと自己嫌悪に陥ってばかりだった私の娘。
一緒に約束して始めたら、「今日はできた!」と充実感・満足感でいっぱいの表情。
子どもにも私にも、沢山のメリットがあったので、こちらでご紹介!ぜひぜひ皆さんもお試しあれ!
結論:「子どもと一緒に勉強」→想像以上にメリットが多かった!
子どもと一緒に勉強!のメリットは、ズバリ「先延ばし防止」と「集中力持続」です。
メリット①:先延ばし防止効果
帰宅後はやはり疲れているせいか、手軽にできる癒しを求めて、動画を見たい・音楽を聴きたいと、ついついスマホ時間を優先させてしまいますよね。
やると決めた時間から、30分たち1時間たち、始めたものの眠くなり・・・というのがお決まりコースでした。
でも、夜9時からスタートね!と約束すると、あら不思議。スマホを手にせず、スタート時間を目指してお風呂や身支度をテキパキと済ませている姿。
自分自身との約束よりも、人との約束の方が守ろうとする力が働くことを目の当たりにしました。
子ども自身が自分の意志で「後でやろう・明日やろう・眠いからひと眠りしてからやろう」から脱却できた瞬間でした。
人と約束することで、自分のやる気や意欲に左右されず、勉強がスタートできるんだね!
メリット②:集中力の持続効果
そして、勉強を始めるハードルを乗り越えた後にやってくるのが「集中力の持続」のハードルですよね。
始めたものの、眠くなってしまったり、集中力がすぐに途切れてしまいスマホを開きたくなったりと、せっかく始めてもすぐに中断してしまうことがよくありました。
しかし、一緒に同じ空間でやることで、お互いが監視役になっているという効果もあり、まず集中力が持続するようになりました。
ただ、部活で疲れているため、どうしても眠気に襲われてしまうよう。
今までは睡魔に負けてそのまま寝てしまうことがほとんどでしたが、一緒にやり始めてからは、睡魔に襲われた時に一度外の空気を吸ったり、飲み物を入れに行ったりと眠気対策を行い勉強を再開するようになりました。
こちらも、約束をして一緒に勉強をすることで、子ども自身の行動が変わったことに驚きを感じた出来事でした。
自分だけが途中から寝てしまったり、集中できずにやめるわけにはいかない!という気持ちが湧いてくるみたい。
メリット③:親にとってもメリット大
思い付きで始めた「子どもと勉強」は、私にとってもメリットだらけ。それがこちら。
子どもと一緒に勉強するメリット
- 半端なくやる気を見せる子どもの姿・変化していく姿・頑張る姿を見ることができる
- 自分も毎日学び時間を持つことができる
- 時間がなくてと先延ばしにしていた学び(読書など)をスタートすることができた
- 子どもも自分も「今日もできた!」という充実感を持てる
- 「今日もやろう!」という意欲が湧いてくる
読書など、学び時間を持ちたいと思いつつも、ずっとずっと先延ばしにしていた私。
子どものおかげで、ついにスタートし、習慣にすることができたことが嬉しくて仕方ありません。
仕事と家事育児に追われて、夜はスマホを見て過ごしていた夜一時間を、素晴らしいものに変えてくれた娘に感謝!
一緒に勉強のルールとは?
私と子どもの間で設けているルールはこちら
- スタート時間を合わせる
- 同じ部屋で行う
- 会話をせずに行う
この中で重要なのは「スタート時間を合わせる」「同じ部屋で行う」です
「一緒に勉強」のメリットである先延ばし防止・集中力持続に関係するのがこれら3つのルールかな~と思っています。
ルール①:スタート時間を合わせる
スタート時間を合わせるとやる気や眠気による先延ばしを撃退できます!
テスト勉強に限らずビジネスにおいても、締め切りに合わせて人は行動するといいますよね。
例えば、締め切りまであと一か月でも一週間でも、出来上がりの内容にはほとんど差がないというのは有名な話。
人は時間が十分にあっても、その時間を有効的に使うことができないそう。
そこで有効なのが、決まっている締め切りに対してスタートラインも決めてしまうという方法。
私の方が準備が早く整って、もう始めてしまおうかな?と思うこともあるのですが、ここは我慢。
一生懸命にスタート時間に間に合わせようと頑張る子どもを横目に、私自身が先延ばしにしているあれこれを思い浮かべながら、スタートラインを決めることの重要性を感じました。
また、そこには「やる気が出ない」「疲れているからスマホが見たい」などの誘惑が存在せず、「やる気」という気まぐれな存在に惑わされずに勉強に向かうことができることを実感しました。
ルール②:同じ部屋でやる
学校や塾での勉強と同じく「みんながやるから自分もやる」という怠惰から自分を律する大きなストッパーになるのがこちら。
同じ部屋・同じ空間、できれば少し大きな机で、顔を上げるとお互いが見えるくらいのちょうどよい距離感を保ち、それぞれの勉強を進めるのがベストです。
子ども曰く、眠くなってしまったとき、集中力が途切れてしまったとき、ふと顔を上げると私の集中している表情がみえるそうで、すると「自分もやらなきゃ!」という気持ちになると。
私自身も、「自分がダラダラしていたり、集中できていない姿は見せられない!」と必死に取り組むので、まさに相乗効果!お互いいい監視役になっています。
ルール③:会話は控える
こちらはもちろんな内容ですが、限られた時間。全集中。なので会話はご法度です。
私の場合は、子どもがウトウトしてうつ伏せになってしまった時に一度だけ声をかけると決めています。
まとめ
やるべきことに対してスタートを決め、その通りに始める。
言葉にすると簡単ですが、実行するのは本当に難しいことです。だから、色々な工夫をしてやってみる。やり方を変えてみたら、考え方を変えてみたら、できなかったことができた。
そんな経験をたくさん積んで、トライ&エラーを繰り返してほしいな~と思っています。
たった二人だけ、一時間だけの勉強会。でも、私にとっても得るものが大きかったので紹介してみました。是非参考にしてくださいね。